ハナから語り切れないのにどうしてポルノグラフィティ1

アポロ

今の私と同い年のハルイチさんの歌詞 あーまじかよ

男性三人組バンド、2000年問題を目の前にしたうっすらした暗さのある時代

そのデビューにふさわしい皮肉な歌詞

音ナシで読んでもどこかピコピコ感のあるデジタルな言葉のあしらわれた歌詞

「バグる」「Eメール」コンピュータ用語、俗語でもあるような

当時新しめの 目立つ単語のように思うけど、

20年経った今でも決して死語になっていない

この言葉選びの感覚!!!チョベリグやろ!!

 

淡々と身近なものから世を斬るようでいて、

スケール感の馬鹿でかいシンボルを掲げるから、希望やなんかもひょっとして見えちゃうんじゃないかという逆説的な「アポロ11号」「月へいった」「この街がジャングルだった頃」

みんながチェック入れてる限定の君の腕時計は・・・・

デジタル仕様なんだよ~~~!!!!!!

ドキッとするだろが~~!!G-SHOCKユーザーが一斉に~~!!!

 

まだどんな人が聴いてくれるか、そもそも立ち止ってくれるのかもわからない

「デビュー曲」に

巨大な広告塔という風景を盛り込んで、ビジンにビショウさせて、

どんな気持ちだっただろう!

その後、実際に有線で街で流れたアポロを、どんな気持ちで聴いたんだろう!

 

大統領の名前より

夢を忘れないでね

 

こんなこと歌詞に書かれた日にはもう・・・・・・・・

定期テストなんかどうでもよくなってしまった 中学生のわたし

極論なんだから勉強はしないと将来困るんだぞ~~!!

言っても聞かなかっただろうけど・・・

でもどんな教科書より私の血肉になったのは彼らの存在と作品だったな。

 

愛だ恋だ、

惚れたはれた、

やっぱりいつまでも繰り返してしまうわたしたちには、

この曲はいつどんな時代にきいても、ラブ・Eメール・フロム・ビーナスなんですね。

 

なんかね、同じく初期の曲に、

Century Loversという曲があるんですが

このアポロとセットなイメージがなんとなく脳裏の奥のどっかにずっとあるんですね

なんでかね

 

「次の千年の恋人たちに

誰も解いたことない謎を残そう」

とかって、サビでおっしゃるんですね

 

次の千年。

 

1999になっても、太古から変わらない「愛」というテーマに奮闘する人の性を

月へ行きたい人類に重ねたアポロと

1999まで数えた”計算好き”に、ようやるわ!さよなら!って言いながらも

今この瞬間この夜に大好きなアイツを手放しちゃいけない!取り敢えず踊れ!!!!

難しいことはいいから!先史から誰も解けてないんだから!踊れ!!!

 

っていう2曲っ

 

さーて、曲を流すなら 空が狭い街の地上か?それとも地下のクラブか?

の違いだなっと思うのかも~~

 

そんなこと言ったらあらゆる曲が同じテーマを語ってるだろうけど・・・

それでも相補的なイメージがこの2曲にはある感じです~~INわたしの青春

 

あーあ。。。若いのに渋い。。。丁寧。。。

大好き。。。